ダクト清掃

焼肉店・ホルモン店・やきとり店の無料防火対策3つ

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名古屋市西区のマンションダクト清掃CLOHです。
先日、防火防災関連の講習を受講してきました。改めて思う事もあり、忘れないうちに書いておきます。
 
火災はその時になってみないと実感出来ない事も多いですが、前もって備える事で被害を最小限に抑える事ができます。
 
 
火元が少ない飲食店とは違い、複数の場所に火元がある場合は発生の可能性が高く、毎日が危険と隣り合わせではないでしょうか?そのように考えると十分すぎる安全対策は無駄ではありません。また、店舗が複数のテナントで構成される複合施設や地下街にある場合、利用されるお客様だけではなく、近隣のテナント、施設母体(ディベロッパー)、施設に流入するお客様への危険も考えられ、最高度の警戒をするに越した事はありません。
 
無煙ロースター(下引きダクト)や焼き鳥店などのうわ引きダクトの火災(ダクト火災)の場合、火元は1点であっても、複数のコンロでダクトが構成されている場合が多く、数秒で延焼する恐れがあります。そうなった場合を考慮して3つの対策を考えてみました。
 
①厨房での火災発生、客席でのテーブルでの火災発生を想定(席数が多い場合、想定の対策は多くなります。)した防火計画を作成し、積極的に避難訓練する。最初は時間がかかってしまうかもしれませんが回数を重ねる事で貴重な時間を短縮可能です。例えば、オープン時間前後、クロージング時間前後の数分です。従業員が複数名であったり、アルバイトスタッフが多い場合、情報伝達のルールを決め、実施する事で不安を解消し、危機への意識を持たせる事ができます。防火計画を上手に落とし込み、積極的に利用する事をお勧めします。これは店舗の開店準備だけに勤務しているスタッフも同様です。要は全員が消防計画を知っている事が重要です。
 
②無縁ロースターや焼き網の上に排煙装置があるテーブルのダクト経路を全員が把握し、装置の特徴を初期段階で理解させておく事も重要です。清掃にお伺いしていて気づく事は、ダクトのスイッチが何処にあるかさえ知らない方が多くいらっしゃる事です。(自動運転になっている場合あり)テーブル数が多い大型店になってくると多くのファン経路のスイッチがあり、いちいち理解するのは面倒だというのも分かります。ただ照明のスイッチと違って、知るか知らないかで余計な延焼を防げる可能性もあるという事です。そのためにも、誰が見てももわかりやすい工夫をし、目にする場所が多い場所(スイッチ類がある場所、スタッフ休憩室など)に添付しておいたり、業務連絡ノートに定期的に書き込む事で意識を向ける方法もあります。
 
③ロースター内の油脂の付着を一箇所に集中させないため、使用するテーブルを分散させる。たとえば、5つのテーブルがあるとすると、最初にお客様を通すテーブルを日替わりで変えて、使用状況のバランスを変えていきます。こうする事で特に燃えやすい席がなくなりダクト火災の被害を最小限に抑える事ができます。焼き網の上に排煙装置があるうわ引きダクトの場合も含みます。
 
その場にいるお店のスタッフは全員、普段とは全く異なる状況で落ち着いた行動をする事が求められます。まずはお金のかからない防火対策からはじめてみませんか?表題には焼肉店、ホルモン店、焼き鳥店とかきましたが、ほかの料理であっても似たような設備があるところは全て同じです。使用すればそれだけ、ダクト内部、排煙装置にに油脂が堆積されるので危険です。
 
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